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数学?意味わかんない~ [数学的に話す技術・書く技術]

3年半かかった執筆活動が終わって、校正段階では色々苦労したのだけれど、全部終わって、こうやって少しずつネタを小出しにしながら紹介記事を書いている。

そんな中で、結局、世間の人たちにとっての数学は何が問題なのかが改めて見えてくる気がしてきた。それは
そもそも数学は意味が分からない
ということなんだろうと思う。

式が書いてあっても意味がわからない
計算をしろと言われても何をやっているのか意味がわからない
業界用語みたいなのがたくさん出てきてもその意味がわからない

計算をしなくてはならない意味がわからない
証明をしなくてはいけない意味がわからない
数学を勉強しなくてはならない意味がわからない

ずっと前からの自説。
小学校1年から高校3年までの算数・数学。授業をするのが一番簡単なのは、高3の理系進学クラスだ。
世間一般の人は首をかしげるのだが、間違えてはいけない。「問題を解くのが」ではない。「授業をするのが」である。

テキトーなテキストを決め、「解法の要点」みたいなページを指し、さあ問題を解け、黒板に書けと言い、問題集の後ろについている解答と適当に答え合わせをすればとりあえず何とかなるのである。

その点難しいのが小学校。学年が下がれば下がるほど授業は難しい。

中学ぐらいで、また高校ぐらいで、生徒たちの状況を見ずにそういう授業をしているところがあるのではないか。特に1年生の授業が(教師の意図ではないにせよ)そうなっているのではないか。そうして数学嫌いを生み出しているのではないか。

我々の本は、そうやって途中で意味が分からなくなった人に、なんとかその意味を考えてもらおう、コンピュータに仕事をさせられる人になってもらおう、というのがかなり大きなウェイトを占めている。



数学的に話す技術・書く技術: 文系の人も使える!

数学的に話す技術・書く技術: 文系の人も使える!

  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2021/10/15
  • メディア: 単行本






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