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こういう言い方をすればいいのか [教育について]

異動に伴って新しいブログシリーズにしてからというもの、あまり更新も進んでいなかった。まあある意味、飽きてきたのかもしれない。ネタの繰り返しではつまらないが、同じ方向であっても継続的に書いていかなくては読んでもらえない。そこで他人の記事を見ながら突っ込みを入れる形で、ぼちぼち書き始めようと思う。

日経情報ストラテジー ~「残念なシステム」のなくしかた
「正しく」できても「正しいことをやる」のができない理由
2014/05/14
鷲崎 弘宜、平林 大典=ゴール指向経営研究会)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140430/553946/?ST=cio&P=1

長年にわたって、小中高の教育へのICT導入に後ろ向きの発言を繰り返してきた私である。一生懸命論陣を張ってきたつもりだが (たとえばこことかこことか)、細かい話ばかりしてあまり読んでもらえなかったのではないかと思う。

だが今日のこの記事を見て、つまりこのようにメタレベルでものを言えばいいのだと思った。

すなわち、小中高の教育へのICTの導入論者は、いくつかの素晴らしい実践例をもとに、
すべての子どもたちにとっていいものになる゛はず”だ
という主張をしているのである。そして私が主張してきた「害がある」という見方を「古い」といって無視するような進め方である。

なお、大学生レベルではICTはすべての学生がバンバン使うべきであると考えており、実際にそれをやっている。このことは早大に赴任することが決まるはるか前からそのように述べている。そして現在はむしろそれをメインに据えてやっている部分もある。だから単なる「ICTアレルギー」ではないのだということを強調したい。小中高の教育の目的からすると、ICTは害になる部分がとても大きい。一方で、一般の社会に人を送り出すという意味では、大学生には必須であり、(現状ではその手前ですべきこともたくさんあるが)とにかくどんどん使わせている。

そういえば、佐賀県武雄市では今年度から「全員レベル」の導入を始めたようだ。初動のトラブルについていろいろ報告されていて、生徒たちから「これなら神のほうがいい」というコメントが上がったなどと述べられているが、いかにも枝葉末節であり、このトラブルは些細な問題である。判断材料にすべきでない。


※ 今の自分のポジションは、大学生をいかに教育して社会に送り出すかが重要である。もちろん学術・研究に資するような若者も育てたいが、それよりも社会に出て役立つように学生を導かなくてはならない。

しかし仕事が変わっても興味が全面的に変わってしまうことはない。まあボチボチ述べていく。

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