SSブログ
社会について ブログトップ
- | 次の10件

機械様に傅く我々 [社会について]

かしずく って打ったら「傅く」と出てきた。略して伝を当てることが多いけど、違う字だよね。

さて、今春20年ぶりに大きく引っ越した。あちこちに手続きをしなくてはならないが、まあそれは仕方がない。
銀行口座の開設、マンションの管理費や光熱水道関係のライフラインの支払いの設定など、そのときに判子をつかなくてはならないことが多い。

このところ戸惑っているのは、「印鑑不鮮明」として、申込書がことごとく書き直しを要求されることだ。

印鑑は同一のものであるかどうかが確認できればいいわけで、どう見ても十分確認できると思うのだが、押し方が擦れていてダメだと言うらしい。どうやらそれは、機械が照合しているからのようである。

人間の目でみれば、少しぐらい擦れていても同一のものであると簡単に認識できると思うのだが、今回はことごとくケチがつく。考えてみれば前にこんなにちゃんと判子をついたのは20年前。当時は印影を重ねて手作業で照合をしていた。だからケチがつくことなどなかったのだ。

しかし今回は半分近くに「やり直し」を要求された。実は最近は「朱肉」もなくて、スタンプ台がその代用をしている。するとどうしても インク斑が起きて不鮮明呼ばわりされてしまうと言うわけだ。

人間よりもある意味精度の悪い判定機様の仰せに従い、何度もやり直しをさせられる私。

機械に傅きたくないな。 

電車に乗ったら奥へ詰めろ [社会について]

東京に移住してきて,久々に公共交通機関を使って通勤する生活に入ってみて、新鮮に思うことは多い。

特にこのところ毎日都電に乗っているのだが,前乗り後降りだから、乗ったらすぐに後方へ行った方が都合がいいのに、前の方でぼんやり立っている乗客が多い。お陰でこれから乗ろうとしている人が入ってこられず、運転士が奥へ詰めろと盛んに言っている。

この前どこかで読んでそれっきりになっていたが、そういう傾向はどこでも見られるという。

結局人々が自分の周囲の本当に狭い範囲しか見ることが出来なくなっているのではないかという気がする。

また同時にマナーを教える人生の先達がいないということにも気づく。混雑した車内で席が空いている。目の前に結構な年齢の人が立っている。その人が座るべきだと誰しも思うから誰も座らないが、回りが勧めても立ったままである。その人が座れば1人分立つスペースが空くわけでいいのだが。さらにその人が、車内が空いてきてから着席したのを見て本当に呆れてしまった。

若者について嘆くのも結構だが、年寄りも分をわきまえて振る舞え。空いている席には座れ。その上で若者に説教しろ。どちらもやらない年寄りは社会の迷惑だ。


- | 次の10件 社会について ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。